アキレス腱断裂
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アキレス腱断裂には部分断裂と完全断裂があり、完全断裂が多くみられます。
完全断裂は重篤な損傷で、通常はアキレス腱に非常に強い突発的な外力が加わり損傷します。
主に、走り出しやバスケットボールやテニスなどで突然的かつ強引な方向転換を行ったときになどに損傷します。
しばしば断裂時には「アキレス腱を野球のバットで打たれた感じ」と訴えることがり、断裂音を聞くこも多くあります。
アキレス腱断裂の症状
アキレス腱断裂の主症状は、腫脹・圧痛・荷重時痛・歩行困難などで、断裂部に陥凹を確認できます。
トンプソンテスト陽性で、自動での足関節の底屈が不可能になります。
※トンプソンテスト・・・ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を手でつかむと、正常では足関節が底屈しますが、アキレス腱が断裂しているとつまんでも力が伝わらず底屈しません。つまんでも底屈しないときはトンプソンテスト陽性で、アキレス腱断裂のサインになります。
アキレス腱断裂の治療
アキレス腱断裂の治療は、以前は手術を行う外科的な治療を行うことが多かったのですが、近年は手術を行わず、シーネや装具・ギプスによる固定を行い保存療法で行うことも多くなっています。
※手術を行う場合と保存療法を行う場合の固定期間が一週間程度しか違いがないことと、アキレス腱の再断裂を起こす割合にあまり差がないとデータで出ているためです。
アキレス腱断裂の固定期間
保存療法の場合には約8週間の固定と免荷歩行を行います。
受傷直後は底屈位(つま先を伸ばした状態)で固定して、経過を見て徐々に足首の角度を戻していきます。
エコー検査でアキレス腱の状態を確認し、患部の症状に応じて出来るだけ早期から荷重を行い徐々に歩行訓練を行っていきます。
アキレス腱断裂からの競技への復帰
受傷4か月程度で徐々に競技に復帰し、完全復活には5か月程度を要します。
競技の復帰に際して気を付けるのが、アキレス腱の再断裂です。
アキレス腱が不完全な状態で突発的な力が加わることで、再断裂を起こすケースがしばしばみられます。
競技への復帰直後から受傷後6か月程度までは、ストレッチなどのウォーミングアップ・クールダウンを十分に行い、再断裂の予防を行いましょう。
アキレス断裂の治療は、見沼区のせきぐち接骨院にお任せください
さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院では、アキレス腱断裂の症状や回復状況に応じて、物理療法・固定・テーピング・AKA療法・トレーニング(PFT)など、症状に対して最適と思われる施術を行うことで、アキレス腱断裂の早期回復を目指します。
アキレス腱断裂の治療・リハビリテーションについてご不明な点がございましたら、さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院にご相談下さい。
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