◆ 接骨院での交通事故治療
1. 接骨院での交通事故治療の対応
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病院(主に整形外科)ではレントゲンなどの検査を行い薬物療法を中心に治療を行いますが、接骨院では主に手技療法や物理療法(電気・温熱など)で回復を目指します。
- 交通事故治療で最も多いのが「むち打ち症」です。首・肩・背中の痛みや、頭痛、めまい、吐き気などの症状があります。その他事故の状況により骨折・脱臼・打撲・捻挫・肉離れなど様々なケガ(外傷)を負うケースがあります。
2. 保険の取り扱い
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自賠責保険を使えば、窓口負担は0円で治療を受けられます。
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多くの場合、加害者側の保険会社に「接骨院での治療を希望」と伝えることで自賠責保険での対応となります。また、保険会社を通さずに被害者が直接自賠責保険に治療費を請求することもできます。
3. 施術内容
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手技療法(マッサージ、ストレッチなど)
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物理療法(干渉電流型低周波治療器などの電気治療、超音波治療、温熱療法など)
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テーピング、日常生活のアドバイスやリハビリなど
4. 通院頻度と期間
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痛みの程度に応じて、最初は週に2〜3回以上通うことが一般的。
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回復の進行に合わせて頻度を調整。
5. 整形外科との併用も可能
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医師の診断書が必要になることが多いため、整形外科と併用しつつ接骨院で施術を受けるケースが一般的。
◆ 治療の流れ(例)
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事故発生 → 病院(主に整形外科)で診断
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保険会社に接骨院通院を伝える(保険会社に連絡する前に接骨院を受診することも可能)
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接骨院で初回問診・検査を行い施術開始(手技や電気治療など)
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定期的に症状を確認しながら接骨院に通院
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完治・治療終了後に保険会社が示談処理
以上が接骨院での基本的な交通事故治療の対応になります。
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