肉離れ
目次
接骨院は外傷を専門的に治療を行う施術所ですが、肉離れも外傷の一つになります。
肉離れは、主に急な走り出しやストップ・全力で走っているときの足の蹴り出し・ジャンプや着地したときのような突発的な動作によって、筋肉が強く収縮して筋繊維の一部が損傷したものです。
肉離れは、筋肉であればどこにでも起こる可能性はありますが、ふくらはぎ(腓腹筋)や太もも(ハムストリングス・大腿四頭筋・内転筋)などの下半身の筋肉に多くみられます。
スポーツの種目では、陸上・サッカー・ラグビー・テニス・バドミントンなどの走ったり切り返し動作の多い競技やバレーボール・バスケットボールなどの跳躍動作の多い競技に多くみられます。
肉離れの治療
肉離れの治療として、さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院では、初めに視診・触診を行いエコー画像観察装置(超音波画像観察装置)で筋肉の損傷・内出血の程度などを確認します。
エコー画像観察装置はレントゲンには映らない筋肉の状態が鮮明に確認できます。
受傷直後の急性期はRICE処置を行い、電気治療(低周波治療器、干渉電流型低周波治療器)・アイシングなどの急性炎症反応を抑える施術を施し、損傷の程度により弾性包帯・サポーター・テーピングなどによる圧迫を行います。
重度の損傷の場合はシーネによる固定や下肢の損傷に対して松葉杖による免荷歩行などを行います。
炎症反応が治まってきたら、アイシングから温罨法に変えて患部の血流を促進し組織の修復を促し、筋肉の修復程度を確認しながらストレッチなどの運動療法を行っていきます。
肉離れの予防
肉離れでは、早期のスポーツの復帰の際に再受傷するケースを度々見かけます。
痛みが緩和されても損傷した筋肉が十分に修復されていない場合もあります。
スポーツに復帰する際には、ストレッチしたときの痛みが消失し、ケガをしていない側(健側)と同程度ののストレッチ感を得られるまでは、ダッシュ・ストップ・ジャンプなどの突発的な動作は避けるようにしましょう。
マッサージやストレッチで筋肉を緩めることは、肉離れの予防に効果的です。
肉離れのリハビリテーション
さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院では、肉離れなどのケガからの日常生活やスポーツへの早期回復を目的としたPFTリハビリテーションを行っております。
PFTリハビリテーションは損傷した部位の機能訓練だけではなく、体全体の動きの連動を改善・強化させるファンクショナルトレーニングで効果的なリハビリテーションを行います。
また、通常の物理療法と組み合わせて行うことで、より効果的にリハビリテーションを行うことが出来ます。
肉離れ治療については、せきぐち接骨院にお問い合わせ下さい
接骨院は肉離れ治療を行う専門家です。
肉離れ治療・リハビリテーション・予防についてのご質問・ご不明な点がございましたら、さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院までお気軽にお問い合わせ下さい。
※電話でのお問い合わせ
℡048-688-3351
※LINEでのお問い合わせ
参考
筋損傷の程度による分類
筋損傷の程度により、Ⅰ~Ⅲ度に分類わけされています。
このうち肉離れは、筋損傷のⅡ度に分類されます。
Ⅰ度の筋損傷
筋繊維の断裂は認められないが、筋の伸長により筋細胞の破壊などがみられるもの(筋が引き延ばされた状態)で、筋繊維、筋周膜には変化がなく、筋間損傷が主のもの。
筋力や可動制限をきたすことは少ないが、自動あるいは他動運動の際に損傷部に不快感や違和感、疼痛がある。
Ⅱ度の筋損傷(肉離れ)
部分断裂損傷であり完全には断裂していないもので、圧痛と腫脹がみられ、筋収縮は可能であるが、疼痛のため収縮させられないことがある。
局所に陥凹を確認できるものもある。
Ⅲ度の筋損傷
完全に断裂しているもので、筋腹間に陥凹があり強い圧痛が出現し、断裂部は縮み腫瘤を形成し、筋肉の収縮はみられない。
受傷後24時間前後に損傷部より抹消に皮下出血斑がみられることがある。
筋繊維が一度にまとまって断裂することは少なく、Ⅱ度の損傷を繰り返したあとに起こると考えられる。
※『柔道整復学』(改訂第3版)田淵らの分類を一部改変 参照