骨折

接骨院は外傷を専門的に治療を行う施術所ですが、骨折も外傷の一つになります。

骨が壊れることを骨折と言い、骨がひび割れたり、折れたり、骨の一部が欠けたり、凹んだり、つぶれたり、剥がれたりした場合も骨折になります。

コーレス骨折(橈骨遠位端骨折)

コーレス骨折(橈骨遠位端骨折)

 

さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院には、手首(橈骨・尺骨)・肋骨・足首(腓骨・脛骨)・膝蓋骨・骨盤・背骨(圧迫骨折)・手指・足趾などを骨折された、多くの骨折患者さんが来院されています。

右脛骨内果裂離骨折の外観です

右脛骨内果裂離骨折の外観

 

骨折の診断

せきぐち接骨院を受診された患者様の症状で骨折が疑われる症状に対しては、エコー画像観察装置(超音波画像観察装置)で骨折の有無を確認します

左橈骨下端部骨折のエコー画像。

左橈骨下端部骨折のエコー画像。左が正常な右橈骨で右が骨折をしている左橈骨。左橈骨のエコー画像に骨の不連続面が確認できます。

 

骨折が確認出来たり更に詳しい検査が必要な場合は、整形外科などの病院をご紹介してレントゲンやCT・MRI検査を行い確定診断を受けて頂きます。

左足根骨骨折のレントゲン画像です

左足根骨骨折のレントゲン画像

 

骨折の治療

病院での診断結果や施術の同意をもとに、患部のシーネ固定(副子)固定を行います。骨折では患部の固定がその後の予後に大きく影響しますので、固定範囲・固定期間などを症状・経過に合わせて適切に行います。

左足根骨骨折のシーネ固定の画像

左足根骨骨折のシーネ固定

 

受傷直後(急性期)はRICE処置を行うことが基本で、アイシング低周波治療器干渉電流型低周波治療器で電気治療を行い炎症を抑えることを促します。

急性期を過ぎて患部の症状が落ち着き始めたら、アイシングからホットパックなどの温罨法に変更し、患部の血流・代謝を促進し患部の修復を促進させていきます。

症状に合わせて機能改善を目的とした運動療法を出来るだけ早期から行い、極力、機能障害を残さないように努めます

せきぐち接骨院では、骨折の受傷後の早期の日常生活動作の回復・アスリートの早期の復帰を目指す独自のトレーニングプログラム(PFTリハビリテーションプラン)を行っています

骨折の治療・リハビリテーションについてご不明な点がございましたら、さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院にご相談下さい。

 

骨折部の固定・骨癒合期間の目安

ほとんどの骨折は、骨折部の骨がつながり安定するまで患部を固定することになります。

右脛骨内果裂離骨折のシーネ固定

右脛骨内果裂離骨折のシーネ固定

 

骨折部がつながったりヒビが入ってしまった隙間に骨が埋まる(骨癒合)期間は、その部位によって違います。

各部位の骨癒合・固定期間の目安

  • 手指骨・・・3~6週
  • 中手骨・・・3~6週
  • 橈骨・尺骨・・・4~6週
  • 上腕骨・・・6~8週
  • 鎖骨・・・4~6週
  • 肋骨・・・3~4週
  • 背骨・・・6~8週
  • 骨盤・・・6~8週
  • 大腿骨・・・6~12週
  • 膝蓋骨・・・5~6週
  • 脛骨・腓骨・・・6~8週
  • 中足骨・・・3~6週
  • 足趾骨・・・3~6週

※骨癒合・固定期間は骨折部の状態・状況によって変わります。

 

骨折の原因

骨折は、骨に外力が加わって発生します。

左足根骨骨折の外観の画像

左足根骨骨折の外観。

 

健康で正常な骨はかなりの大きな外力が加わらないと骨折はしません。

骨が極端に弱くなっていたり(骨粗鬆症)、骨の一部分が腫瘍や感染症により溶けてしまっていたりすると非常に弱い力でも骨折してしまうことがあり、病的骨折といいます。

健康で正常な骨でも、スポーツなどで同じ場所に繰り返し弱い外力が加わり続けることにより骨折してしまうこと事があり、疲労骨折といいます。

 

骨折の種類

骨折部が皮膚を突き破ってしまい体外に露出してしまったものを解放骨折または複雑骨折といいます。

骨折部が粉砕してしまい複雑な骨損傷を起こしてしまったものを粉砕骨折といいます。粉砕骨折は骨折部が複雑になっているので「複雑骨折」と呼ぶと思っている方も少なくありませんが、実際は複雑骨折は解放骨折のことを言います。

骨折部にヒビが入っているだけでズレ(転位)ていない骨折を不全骨折といいます。

お年寄りがしりもちをついたりして背骨が潰れてしまったものを圧迫骨折と言います。

子供の柔軟性のある骨が完全に折れてしまわずにあたかも青い若木がたわむように折れ曲がってしまった骨折を若木骨折と言います。

 

骨折の予防

骨折の予防には、日常で安全第一を考えた行動が重要になります。

例えば、スポーツでの十分な準備運動・ストレッチ、泥酔を避けるなど転の転倒止、交通事故に遭ったときのためのシートベルトの着用など。

腹筋ローラーを使った体幹トレーニングです

腹筋ローラーを使った体幹トレーニング

 

特に高齢の方は骨粗鬆症になったりしている方も少なくなく、骨折のリスクが大きいですので、廊下や階段に手すりを付けたり、なるべく滑りにくい靴下を履くなどして、家の中でも予防が大切になります。

また、筋力・体力の低下が転倒につながりますので、適当な食事・運動・日光を浴びることが重要になります。

さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院では、高齢者向けの体力・身体機能向上のためのトレーニングプログラムPFTシニアプランを行っています

PFTシニアプランは転倒しにくいバランスの良い身体つくりに適したプログラムになります。

骨折のリスクを低くする転倒しにくい体作りについては、せきぐち接骨院までご相談ください。

 

骨折治療については、せきぐち接骨院にお問い合わせ下さい

接骨院は骨折治療を行う専門家です。

骨折治療・リハビリテーション・予防についてのご質問・ご不明な点がございましたら、さいたま市見沼区南中野のせきぐち接骨院までお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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 ℡048-688-3351

 

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